夕暮れしっぽ

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「シッポ」のゆえんになった詩

ブログタイトルの「しっぽ」。このシッポのゆえんを。

この詩から来ています。
古い詩集から引っ張り出しました。




      マサコのシッポ


  あたし シッポがあるの
  マサコは言う

  ほら あなた
  いつも踏んづけちゃっている
  踏まれて泥だらけのぺちゃんこシッポ
  シッポ持っているのってラクじゃないわ
  それだけ傷つくところが余分にあるってことだしさ

  こんなものなくなればいいと思っている
  だけどシッポのお陰でバランスとれてて
  気が狂わなくていられるのかもしれない
  何なのだろうね あたしのシッポ

  マサコはシッポを追いかけてくるくるまわる
  まわってまわって一つの独楽になる
  目や鼻や口やシッポをきれいな縞模様にして
  独りの空間を囲ってまわる
  手を差し出す僕は弾かれてとても中に入れない
  くるくるくるくる
  まわってまわって
  くるくるくるくる くるくるくるくる・・・・・・

  やがて
  まわり疲れて
  独楽から手が出て足が出て
  やっぱりシッポも出てきて
  猫の目をしたマサコが
  ぺったり寄りかかってくる

  マサコのまるみを手で量りながら
  僕はつぶやいた
  <それだけ余分に重いってことなんだな>


                                   ( by A子)



写しながら本当に自分が作ったのかと思いました
まちがいなく、作者は私です。若気の至りのころの。



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1995年以前です。
下手でもなんでも思い付いたことを書き、何でも書けると思っていたあの頃。
取り憑かれたような、湧き出るような熱があったように思います。


現在は、低温動物になってしまったみたいです。
それはそれなりに、とは思っていますが。
いつのころからか「詩がどうした」と思うようになってしまったのです。
詩を書くより、まずは生きることの方が大事だと思うようになって、詩を書くための視線が消えたのです。


今もそれはそうだと思っています。
しかし、詩は私の出発点でした。
だから捨てられないのです。




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                          (手動販売機、ですって(^^♪










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by wawa38 | 2017-03-07 11:51 | 詩に関して | Trackback | Comments(0)
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