内科医でピロリ菌検査の結果を聞きました。先日、
胃カメラの検査のあとで、ピロリもやったのでした。
検出されず。
それはよかったのですが、胃の気持ち、どうもよくありません。
なんだかんだと言って、薬を出してもらいました。
旅行社の同行ボランティアをやるたびに、胃腸の調子がどうもよくありません。
朝からすでにお腹のスジがピーンと張ったようになってしまって。
そんなに神経質ではないはずなのに。
それで、一月の末に同行したのを最後に、引き受けないようにしています。
そういうわけで、いま時間があるので、詩など引っ張り出したりしているのです。
プリントした用紙を留めたクリップが錆びて跡がついています。
これらの詩を書いていた頃から、そんなに時間がたったのか、と思います。
月とゴジラ
フットボールの形をした月がかかる空に
影が動くのを感じて見上げたら
タワービルをゴジラがよじ登っていた
ほかに誰も気づかない街の夕闇
地上のパソコンショップは
目をぎらつかせて明るく
若者たちで混み合い
ビルの壁の大きなテレビには
人形のような女の子たちがたくさん映っていて
ゴジラなんか誰にも見えていない
キミのこと黙っていてあげるね
わたしはつぶやいた
ゴジラは月に向かって
一声吼えたようだが
地上の騒音にかき消されて
やはり誰も気づかなかった
ふいに
フットボールが蹴られて
弧を描いて
街の向こうに墜ちていった
何かが壊れる音がしたようだったけれど
by A子
妙な詩ですね。
自分で思います。
そろそろ「つっかえた星」に帰ろうと思います。
あちらで、この続きの詩のページを繰ることにします。

(昨年12月・海南島。この旅の一番の思い出は、帰路の広州の飛行場で
猛ダッシュしたことです。デーバッグ背負って走って走って、走りました)